Google Apps Script × Gemini AI

ThanksMailCreate

名刺を撮影するだけで御礼メールの下書きが自動完成。 Gemini AI が情報を読み取り、自然なビジネス文を生成して Gmail に保存します。 スマホから30秒で完結。

担当:野澤まりな(マンションリサーチ株式会社 営業) 最終更新:2026-06-10 バージョン:1.0
🎯

このツールでできること

名刺交換後の御礼メール作成を、撮影からGmail下書きまで自動化する

名刺交換後の御礼メールは印象を左右する大事なアクションですが、 後回しにしがちで、文章を毎回ゼロから書くのも手間がかかります。 ThanksMailCreate では、名刺を撮影してボタンを押すだけで Gemini AI が相手の情報と出会いの状況を組み合わせた自然な御礼文を生成し、 会社の署名付きで Gmail の下書きに保存します。

😓 今まで(手作業)
帰宅後 PC を開いてメールを作成
相手の名前・会社名を名刺で確認して入力
どこで会ったか思い出しながら文章を書く
署名を貼り付けて確認して送信
→ 後回しにすると鮮度が落ちる
✨ ツール使用後(自動)
📷スマホで名刺を撮影(AI が自動入力)
📝場所・一言感想だけ手入力
✉️ボタン1つで下書き完成・署名も自動
📬Gmail で確認して送信するだけ
→ 名刺交換の場で完結できる
📱

使い方(4ステップ)

GASのURLをブラウザで開くだけで使える。アプリインストール不要。

1
📷
任意
名刺を撮影
タップして名刺を撮影。AI が氏名・会社名・役職・メールアドレスを自動入力。読み取れない場合は手入力でOK。
2
✏️
確認
情報を確認・補完
OCR の結果を確認し、不足・誤りがあれば修正。メールアドレスは必須(送信先に使用)。
3
📅
必須
出会いの情報を入力
名刺交換の日付・場所(懇親会・セミナー等)を選択。イベント・会名は任意でテキスト入力可能。
4
💭
必須
一言感想を入力
会話のハイライトや印象を一言入力。AI がこれを元に個性的な御礼文を生成する。ボタンをタップして完了。
完了後

「✅ 下書きを保存しました!」と表示されたら Gmail の下書きフォルダを確認してください。 相手の名前・出会いの状況・感想が盛り込まれたメール文と、会社の署名(QRコード付き)が自動で追加されています。 内容を確認して送信するだけです。

🔄

処理の流れ(5ステップ)

ボタンを押した後にアプリとGASが裏側でやっていること

1
📱 フロントエンド(ブラウザ)

📷 名刺画像を AI で読み取る(OCR)

写真を選択すると、画像データをブラウザから直接 Gemini 2.5 Flash API に送信し、氏名・会社名・役職・メールアドレスを抽出します。抽出結果はフォームに自動入力されます。

🔧 技術詳細:OCR処理
// 使用モデル
Gemini 2.5 Flash ← ブラウザから直接 API 呼び出し
// 画像送信形式
inline_data: { mime_type: "image/jpeg" ← dataURLから自動検出 data: "base64文字列" }
// OCRプロンプト(抜粋)
名刺画像から情報を抽出し、必ず以下のJSON形式のみで返してください。 {"name":"氏名","company":"会社名","title":"役職","email":"メールアドレス"}
// キー名の正規化
// GeminiがJapanese keyを返すケースに対応 keyMap = { '氏名':'name', '会社名':'company', ... }
2
📱 フロントエンド(ブラウザ)

📤 GAS にフォーム内容を送信する

「下書きを作成する」ボタンを押すと、フォームの全項目をURLクエリパラメータとして GAS の URL に GET リクエストを送ります。

送信パラメータ:
name company title email date meeting event comment
3
⚙️ バックエンド(Google Apps Script)

🤖 Gemini AI でメール文を生成する

GAS がリクエストを受け取り、受信したパラメータを元にメール生成プロンプトを組み立てて Gemini 2.5 Flash API を呼び出します。件名と本文が JSON 形式で返されます。

🔧 技術詳細:メール生成プロンプト
// プロンプト構成(generateEmail 関数)
以下の情報をもとに日本語ビジネス御礼メールをJSON形式で作成してください。 【相手の情報】氏名 / 会社 / 役職 【出会いの状況】先日、【懇親会】(〇〇懇親会)でお会いしました。 【一言感想】(入力内容) 【送信者】野澤まりな(マンションリサーチ株式会社) 要件: 簡潔で自然なビジネス日本語。日付はメール本文に含めないこと。 {"subject":"件名","body":"本文"} JSONのみ返してください。
4
⚙️ バックエンド(Google Apps Script)

📬 Gmail に下書きを保存する

生成されたメール本文に HTML 署名(QRコード・Eight プロフィールリンク・会社情報付き)を結合し、GmailApp.createDraft() で Gmail の下書きフォルダに保存します。

🔧 技術詳細:下書き作成
// GmailApp.createDraft の呼び出し
GmailApp.createDraft( meishi.email, ← 宛先 email.subject, ← 件名 email.body, ← プレーンテキスト本文 { htmlBody: htmlBody } ← HTML本文(署名含む) )
// 署名の構成
役職・氏名・電話番号・メールアドレス Eight プロフィールリンク QRコード(base64埋め込み・80px) 会社住所・TEL・HP
5
📱 フロントエンド(ブラウザ)

✅ 完了通知を表示する

GAS からの成功レスポンスを受け取り、画面に「✅ 下書きを保存しました!」と表示します。フォームはリセットされ、次の名刺をすぐに処理できる状態になります。

エラー時: 赤いボックスでエラー内容を表示します(Gemini API エラー、未入力など)。
🏗️

システム構成・ファイル一覧

ツールを構成するファイルと役割

フロントエンド

index.html

  • 動作場所:ユーザーのブラウザ
  • 配信方法:GAS HtmlService 経由
  • OCR:Gemini API をブラウザから直接呼び出し
  • UI:ステップ式フォーム・スマホ対応
バックエンド

コード.gs(gas_meishi.js)

  • 動作場所:Google サーバー(GAS)
  • HTML配信:パラメータなし GET → index.html を返す
  • 下書き作成:パラメータあり GET → メール生成・Gmail保存
  • API:Gemini 2.5 Flash・GmailApp
🌐
thanksmail/index.html
フロントエンド。GAS の index.html ファイルにそのまま貼り付けて使う。OCR・フォーム・送信処理を含む完全な SPA。
⚙️
gas_meishi.js(→ GAS コード.gs)
GAS バックエンド。doGet でHTML配信とメール生成の両方を担う。スクリプトプロパティに GEMINI_API_KEY を設定する。
🖼️
thanksmail/qr.png
Eight 名刺プロフィールの QR コード。base64 に変換して gas_meishi.js の SENDER_SIGNATURE に直接埋め込み済み。
🔄 更新手順
  1. ローカルの index.html または gas_meishi.js を修正
  2. GAS エディタの対応ファイルに上書き貼り付け(Ctrl+S で保存)
  3. 「デプロイ」→「デプロイを管理」→「新しいバージョン」→「デプロイ」

よくある質問

使っていて疑問に思いそうなこと

Q
メールは自動で送信されますか?
送信は一切しません。 Gmail の下書きフォルダに保存するだけです。内容を確認して、自分で送信ボタンを押す形になります。
Q
OCR が正確に読み取れない名刺はどうなりますか?
読み取れなかった項目は空白になります。手入力で補完できるので、完全に読み取れなくても問題ありません。名刺がなくても手入力だけで使えます。
Q
どのデバイスで使えますか?
GAS の URL をブラウザで開けばどのデバイスでも使えます。スマホでの利用を主眼に設計されており、iOS Safari・Android Chrome で動作確認済みです。
Q
名刺情報や入力内容が外部に漏れませんか?
名刺画像・入力内容は Anthropic(Gemini は Google)のサーバーを通じて処理されます。それ以外の第三者には送信されません。 機密性の高い情報を含む名刺の場合は社内セキュリティポリシーをご確認ください。
Q
署名の内容を変更したい場合は?
gas_meishi.jsSENDER_SIGNATURE 変数を編集してください。役職・部署が変わった場合も同箇所の更新が必要です。 変更後は GAS の再デプロイが必要です。
Q
GAS の無料枠で足りますか?
Google アカウントの GAS 無料枠で問題なく動作します。1日100件前後の下書き作成であれば制限に達しません。Gemini API の無料枠(Flash モデル)も個人利用では十分です。
⚠️

注意事項

使うときに気をつけること・よくあるトラブル

⚠️ 役職・部署が変わったら署名を更新してください。
gas_meishi.jsSENDER_SIGNATURE に現在の役職がハードコードされています。 変更の際は該当箇所を編集して GAS を再デプロイしてください。
⚠️ GAS API キーを他人に見せないでください。
index.html 内の GEMINI_KEY はクライアント側に存在します。GAS の URL を不特定多数に共有する場合は注意してください。
ℹ️ 「アクセスを許可してください」と出た場合。
GAS が Gmail にアクセスするため、初回デプロイ時または権限変更時に Google アカウントの認証が必要です。表示に従って許可してください。
ℹ️ 再デプロイしてもURLは変わりません。
「デプロイを管理」→「新しいバージョン」で更新する限り、既存の URL のまま最新コードが反映されます。 新規デプロイ(別 ID)にすると URL が変わるので注意してください。

このツールに関する質問・不具合は 野澤まりな まで。
ソースファイル:C:\Users\野澤まりな\Claude\thanksmail\ / GAS バックエンド:gas_meishi.js

マンションリサーチ株式会社 / ThanksMailCreate 仕様書 v1.0 / 2026-06-10